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スタッフ便り

聖愛育成会

医務のひとり言・・・

新年が始まり、寒さが一段と厳しくなる1月。気温の低下や乾燥によって体に負担がかかりやすい時期になります。この季節は風邪やインフルエンザなどの感染症だけでなく、寒さが原因で心血管疾患や転倒事故などのリスクも高まります。

今回は、感染性胃腸炎についてのひと言・・・

◆感染性(ウィルス性)胃腸炎◆
病原体が付着したものや手などに接触することで起こる接触感染です。
感染源から直接伝染する直接接触感染(胃腸炎の患者に直接触れたりして感染した場合など)と、病原体が何かを介して伝染する間接接触感染(胃腸炎の患者が使用したタオルやコップを介して感染する場合など)があります。
○ノロウイルス ○ロタウイルス ○アデノウィルス など…

《予防》
もっとも重要な予防方法は「手洗い」や「消毒」を行うことです。食事や調理の前、トイレの後はしっかり手洗いをするようにしましょう。
感染者の便や嘔吐物の処理を行う場合は換気を十分に行い、使い捨て手袋やマスクを着用した状態で病原体が舞い上がらないように静かに拭き取るようにしましょう。拭き取った後の床は消毒液を染み込ませた布やペーパータオルで覆い、浸すように拭きます。ウイルスが原因の場合はアルコールの消毒が無効ですので、次亜塩素酸ナトリウムが含まれた消毒液を使用してください。

市販されている家庭用の漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を水に薄めたものでも代用可能です。
薬液=水2㍑:漂白剤10ml(ペットボトルキャップ2杯) で完成!

最後に・・・
新型コロナウィルスも落ち着きを見せ始めてはいますが、まだまだ脅威です。
インフルエンザと同様に「かからない」「うつさない」が鉄則です。

健康的に冬を乗り切るために、ぜひ参考にしてみてください。
十分に配慮し、日々の生活を守りましょう!