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聖愛育成会

栄養士のつぶやき

早いもので、気づけば3月…今年も花粉症のシーズンが到来。
人によっては、一番つらい季節到来かもしれませんね…

今回は花粉症のセルフケアについてお送りします。

花粉症は症状の一つで、免疫の過剰反応によって起こります。花粉症に負けない体をつくるためには、さまざまな栄養素を摂取できるようにバランスの良い食事をとることも重要です。
甘いものや脂っこいもののとり過ぎなど、栄養の偏った食生活を送っていると、自律神経が乱れて免疫機能が正常に働かなくなり花粉症の悪化にもつながりかねません…

皆さんはバランスの良い食事はとれていますか?

☆花粉症と食事☆
① バランスの良い食事とは
体調が崩れると花粉症の症状は悪化しやすいので、バランスの良い食事で体調を整えましょう。
主食・主菜・副菜をそろえ、食事で栄養素をバランスよくとることが理想です。
しかし!脂肪や塩分のとり過ぎは十分に注意しましょう。
主食:米・パン・麺類などの穀類からエネルギーを摂りましょう。
主菜:主に肉・魚・卵・乳製品・豆類など、タンパク質やカルシウを十分に摂りましょう。
脂肪分は控えめに。
副菜:野菜を中心にビタミン・ミネラル・食物繊維を十分に摂りましょう
汁物:野菜や海藻をたくさん使って、第二の副菜的役割を!

②免疫機能を維持するために、重要な食品を選んで食べるように心がけましょう。
ひとつの成分や食品に偏らず、様々な食品を食べる方が効果的です。
免疫機能を維持する成分
ビタミンA:レバーやうなぎ、緑黄色野菜など。
ビタミンB6:まぐろやカツオ、にんにく、バナナなど。
ビタミンC:赤・黄ピーマンやブロッコリー、カリフラワーなどの野菜。
キウイやいちご、レモンやオレンジなどの果物。
ビタミンE:ナッツ類。食用油など。
亜鉛:ほうれん草、牛肉、豚肉、チーズなど。

③症状を悪化させるものを避けましょう。
鼻粘膜の状態悪化の因子である「ストレス」「睡眠不足」「お酒の飲みすぎ」などを抑えることが必要です。
タバコは自身の煙が悪影響を及ぼしますが、タバコを吸わない人も煙によって刺激を受けてしまいます。
周りの人にも目を向け、お互いに嫌な思いをしないように心がけましょう。

☆花粉症のセルフケア☆
症状をなくすことは不可能ですが、自分で工夫をすることで症状を軽くすることができると考えます。原因の花粉を少しでも体の中に入れないようにする努力が必要です。
①外出時にはマスク、めがねをする。
花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用のめがねでは1/4程度に減少させることが分かっています。
②花粉情報をチェック!
花粉飛散が多いときには、無駄な外出は避けるようにしましょう。また、家にいる時でも窓の開け閉めに注意をしましょう。
③外出する時は、花粉のつきやすいコート(ウールや毛足の長いもの)を着ることは避け、外出から帰ってきたら、玄関の外で衣類の花粉を払い、室内に持ち込まないようにしましょう。
④すぐに顔を洗い、うがいをすることをお勧めします。

セルフケアと医師、薬剤師による治療を含め、花粉症の季節を快適に過ごせるよう工夫してみましょう!